鍼をお顔に刺すことで、皮膚・粘膜を鍼で傷つけた組織を治そうという働きが起こります
ケガをしたときに、傷がきれいに治りますよね。
美容鍼はその損傷治癒力を利用してるんです
鍼のシャープな切れ口に関しては瘢痕を残さずきれいに治ります。
傷跡を修復するのに個人差がありますが2~3週間かかるといわれているんです
第一期: 炎症反応期
受傷直後から3~5日
皮膚が損傷を受けると、まず皮膚が断裂して組織の破壊が起こります。
リンパ球、多核白血球、単核球が浸出液として血管から抜け出して傷口へと移動し
組織の修復をします
第二期: 増殖期
修復の主な材料である膠原繊維(コラーゲン)が生み出されます。
繊維芽細胞の産生したコラーゲンに支えられて毛細血管が発達し、
そこへ流れ込む新鮮な血液が線維芽細胞に栄養や酸素を供給し、
更にコラーゲンの産出をうながすという自己増殖のサイクルが構成されます。
皮膚の強さが正常になるには1週間から3週間かかります。
この時期はほぼ1,2週間続き、次の第3期に移行します。
第三期: 安定期
やがて線維芽細胞の活性が落ちてコラーゲンの生成が少なくなります。
コラーゲンの生成量と分解吸収量が同じになり、バランスよく行われます。
この状態を安定期といいます。
上記の損傷治癒過程を利用しているのが美容鍼なんです